乳酸菌LS1で歯周病予防乳酸菌で歯周病が治る?
歯周病治療の原則は自分自身で歯周病菌を歯ブラシなどで機械的に除去すること
そして、歯科医院においては歯石(歯周病菌の住処となる)除去やPMTCなどで機械的に歯周病菌を減らすことなどのプラークコントーロールが大原則です。
現在ではプロバイオティクスによる歯周病へのアプローチ、つまり善玉菌と悪玉菌のバランスを改善させるフローラコントロールが注目を集めています。 両者を併用して歯周病治療へ臨めば今まで以上に好結果をもたらすことが期待できます。 プロバイオティクスとは
「口や腸の中に生存している多種多様な細菌の群のバランスを改善し、人間に有益な作用をもたらす微生物と、それらの増殖促進を促す物質」のことと定義されています。
つまりプロバイオティクス機能を持つ微生物(ここでは乳酸菌LS1)を食べると、口の中や腸の中に生存している多種多様な細菌の群に作用して、細菌の群のバランスに変化を起こさせ、健常化をはかりながら、病(ここでは歯周病)の予防、改善を行う、というものです。 プロバイオティクスと対極にあるのがアンチバイオティクス(抗生物質)です。 抗生物質は即効性がある一方で、抗生物質が効かない耐性菌を作り出してしまうことや副作用といった問題があります。 抗生物質は善玉菌も悪玉菌も同時に死滅させます。 悪玉菌の中にさらに抗生物質に強い性質を備えたものが登場します。 これが耐性菌と呼ばれています。 一方、プロバイオティクス機能を持つ乳酸菌LS1を食べることで口の中の細菌(常在菌という)の総数は変化しませんが、歯周病菌の数が減ります。 善玉菌である乳酸菌LS1と悪玉菌である歯周病菌の数のバランスに変化が起こるだけで、耐性菌は出現しません。 常在菌の数+歯周病菌の数=乳酸菌の数+常在菌の数+歯周病菌の数=一定 乳酸菌LS1
東海大学医学部感染症研究室 古賀泰裕教授により健康な人間の口の中からから分離された乳酸菌です。
歯周病菌(ジンジバリス菌)を死滅させ、口腔内細菌叢(多種多様な細菌の群)を健常化する善玉菌としての働きを持ちます。 ※古賀泰裕教授による乳酸菌LS1の歯周病菌に対する効果についての研究報告は2004年度日本歯周病学会会誌賞を受賞しています。 疑問
1.乳酸菌LS1はずっと摂り続けなければならないか?
乳酸菌LS1は摂取をやめると次第にその数を減らしていきます。
歯周病の治療を行っている間(症状にもよりますが1ヶ月〜3ヶ月)は乳酸菌LS1の摂取が好ましいと思われます。 歯周病は慢性疾患なので歯科医院での定期的なメインテナンスが必要です。 上手にコントロールされていれば問題ありませんが、部分的に歯周病の再発もあり得ます。 そういった時にも服用されるとよいと思います。
2.乳酸菌LS1は酸を作り虫歯の原因とならないか?
乳酸菌LS1は糖を分解して乳酸を作ります。
しかし口の中の乳酸の濃度が上がると、それにより自ら分解して死滅する性質を持っています。 そのため、際限なく口の中を酸性にして虫歯ができやすいような環境になることはありません。 むしろ反対に、虫歯菌に対して抑制的に働く事が分かっています。
虫歯予防効果
1. 乳酸菌LS1によって虫歯菌(ミュータンス菌)自体の数を減らすことはできませんが、乳酸菌LS1が虫歯菌の周りを取り囲み、その増殖を抑える作用があること。
2. 虫歯菌が作り出す不溶性グルカン(粘着性の物質で歯の表面にくっつく作用がある物質)の産生を顕著に抑制する作用があること。
3.何時どのようにどれくらい食べたらいいの?
一回1粒で一日3粒を目安に口の中で溶かして召し上がってください。
それ以上食べても問題はありませんがソルビトールという甘味料の影響でお腹が緩くなる人がいますので食べすぎには注意しましょう。 市販されている乳酸菌LS1製品
4週間続けると歯周病菌(ジンジバリス菌)の数は1/20に減り、2/3の方の口臭が明らかになくなったと報告されています。
※スーパークリッシュとオーラルヘルスタブレットの違い(同じメーカーです) 乳酸菌LS1の配合量 1粒あたりオーラルヘルスタブレット2億個 スーパークリッシュ1億個 スーパークリッシュには 食物繊維、キシリトール、カルシウム、ビタミンEなどが配合されているためオーラルヘルスタブレットより高価になっています。 乳酸菌LS1だけの効果を期待される場合にはオーラルヘルスタブレットを、積極的に虫歯予防を行いたい場合や閉経後で女性ホルモン分泌が低下している方の場合にはスーパークリッシュを選ばれるとよいと思います。 |
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